自転車、悪質違反に赤切符・警察庁が対策強化

 警察庁は25日、警告を無視して赤信号を渡ったり、歩行者近くを危険な猛スピードで走るなど悪質な違反を繰り返す自転車運転者に、刑事処分の対象になる「赤切符」による取り締まりを積極的に進めていくことを決めた。自転車の交通違反は事実上“野放し”状態だが、自転車が関係した事故が増加、運転マナーの悪さを指摘する声が高まっており、厳しい姿勢で臨むことにした。


 警察庁は近く、全国の警察本部に通達を出す。自転車は道路交通法上は車両(軽車両)にあたり、信号無視や2人乗りは取り締まり対象になるほか、一時停止などの交通標識には原則従わなければならない。しかし、自転車は駐車違反や一定速度内のスピード違反など、比較的軽い交通違反に適用される行政処分の「青切符」の対象にならず、自転車の取り締まりは罰金などの「前科」につながる赤切符しかない。これまで警察は取り締まりに慎重だった。 (07:00)


http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060326AT1G2400D25032006.html

http://hxxk.jp/2006/03/29/2357 より。