うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜 第12話「島の心 人の心」

おむに送る用のあらすじを折角なのでブログにも公開。

10話あらすじ

前回までのあらすじ:夏音は小島へ自分の想いを伝えようとするも、小島にウリンの使者が襲い掛かる。


マリンの呼びかけでウリンに隙ができ、小島を辛くも救出する二人。
だが海は闇に沈み、海から多数の敵が現れる。
敵たちはマリンの巫女パワーですべて浄化するが、小島や村の人々が闇にとらわれる。
小島は自分の想いは夏音に弄ばれていたと怒り、その場を立ち去る。
村が闇にとらわれる中、元より邪悪な大島は無事であった。
しかし、闇にとらわれた鈴木に小島は大島を嫌っているんじゃないかと罵られ、さらに小島にまで迷惑だから付きまとうなと告げられ、とうとう涙を流す大島であった。
閑話休題、ウリンが力を蓄えマリンと夏音の元にやってくる。
ウリンは、これで人を好きになる事の無い、夏音の言っていた理想の世界ができた。お姉ちゃんも一緒にそこへ行こう。とマリンを誘う。
亀と夏音の説得で踏みとどまったマリンであったが、ウリンはさらに力をつけ必ずマリンを闇へ連れ去ると宣言し飛び去る。
ここで亀からセドナ戦の勝利条件が告げられる。その勝利条件はウリンもろともセドナを突き刺せというもの。
混乱したマリンは、そんなことなら私も一緒に封印して、と夏音に懇願する。
そんなマリンに平手打ちをし、友達にそんなことできるわけ無いと夏音は言う。
お互いの信頼感を再確認する二人であった。
なんとかしてセドナだけを倒そうと決意し、最終決戦に向かう二人。
しかしそこには闇にとりつかれたワリンとサム達の姿があった。

11話あらすじ

前回までのあらすじ:小島を救い出すも村の人々まで闇の心にとらわれてしまった。二人は信頼を新たにセドナのところへ向かおうとするが、そこには闇に染まったワリンらの姿が…


ウリンを傷付けた事を責めるワリン達。マリンが否定すると、ならば悪いのは亀と空の巫女だと市川とサムが襲い掛かる。
助けようとするマリンにワリンは、あなたが空の巫女まで好きになったからこんな事になってしまった、ウリンのために闇に染まってあげるべきだと襲い掛かる。
マリンは三人の闇を祓おうとするが、さらに力を上げた三人に苦戦する。夏音が巫女に変身したのを見た亀は、炎で三人を倒せと言うが、夏音は倒すのはセドナだけだと拒否しマリンを助けに行く。
そして力を合わせる二人から広がる光が闇を包み込み、ワリン達三人は深い眠りについた。
ウリンの元へ向かった二人と亀だったが、そこは邪悪な気も薄れておりウリンも居ない。
さっきの浄化でセドナも浄化されたのかもと言うマリン。
もう全て元に戻ったのかもしれないとウリンの棲家に向かう。
ウリンはそこにいた。私は怖い夢を見ていた、お姉ちゃんが空人を好きになって、私を嫌いになった夢。
怖い空人を一緒にやっつけてくれるかと問うウリンに、空人は怖くなんか無いとマリンは言う。
しかし夏音を見つけ混乱したウリンは棲家を飛び出しセドナの元へ。
どうして空人がいるの?空人のほうが大事なの?
やっぱり、私の帰る場所はここだった。
お姉ちゃんのことが好きだったのに。
一緒に居て楽しかったのに、ずっと一緒だと思っていたのに。
そう嘆くウリンにマリンは自分も同じ気持ちだと叫ぶ。
しかしセドナは光に惑わされるなとウリンを説き、ウリンは光を闇に染める事を決意する。
巫女達は光の力を放ち、ウリンを浄化しようと試みる。
光を受けたウリンは、この光のせいでお姉ちゃんがいなくなってしまったと想いを強くし、とうとう光を全て呑み込んでしまった。
巫女達は巫女の力を失ってしまい、ウリンはとどめに闇の心を植えつけようとする。
二人の体に闇の心が入ってゆく。そして二人は闇の正体を知る。
ウリンの悲しみ、マリンの悲しみ、大島の悲しみ、都の悲しみ、島の人々の悲しみ。
闇の心とは、島の人々が海に流してきた悲しみの集まりだったのだ。
セドナは私達が流してきた心。それがセドナの正体。
それなら怖くないね、きっとすぐにウリンを助けられる…
そうつぶやき眠りにつくマリンたちだった。 END

12話あらすじ

前回までのあらすじ:ワリンらを辛くも打ち倒し、ウリンの元へ向かう二人。しかしセドナの力はあまりに強大で、二人は巫女の力を失う。
倒れた二人は薄れ行く意識の中、セドナとは人間たちが海へ流してきた嫌な事や苦しみが集まったものなのだと気付くのだった。


セドナに敗れた二人だが、心までは闇を受け入れることは無かった。
闇を受け入れないものはいずれ闇の中に消え死ぬだろうとセドナは言う。
そこでウリンは、マリンを二人が姉妹の関係になった思い出の場所へ連れて行く。
お姉ちゃんと出会わなければ、お姉ちゃんなんて呼ばなければ、そうだったらお姉ちゃんが悲しい思いをする姿を見なくても良かったのに。
ウリンは思い出の場所を闇に染めればマリンも自分のことを嫌いになって、闇に染まってくれると考えたのだった。そうすればお姉ちゃんが助かるから。
だがマリンは、いつの日かまたウリンが笑ってくれる日が来ると信じてる。
ウリンが私を嫌いでも、泣いてても笑ってても、どんなウリンも大好き。だから嫌いになんてなれない。
そう言ってウリンを抱きしめる。


ウリンの体から漏れ出る光。
ウリンにもマリンが好きな気持ちが残っていたのだった。
マリンのことを想えばセドナも苦しい、私ならセドナを封じられると言うウリン。
セドナはそんな事をすればウリンも道連れに二度と光の届かない闇に封じられるだけだと言う。
ウリンはそれでもお姉ちゃんを助けるためなら、二度と会えなくても、笑顔が見れなくてもいいと自分が犠牲になる決意をする。
マリンはそんなのは嫌だ、ウリンとまた一緒に過ごしたい、お姉ちゃんと呼んでほしいと泣き喚く。
どうすることもできない夏音と亀。亀はウリンの遺志を尊重し、近づかず見守るのだと告げる。
だがそんなマリンを見て、ウリンも本当はお姉ちゃんと一緒がいい、愛してるって言ってほしい、さよならは嫌だと泣き叫ぶ。


抱き合う二人。弱まるセドナの力。
もっと一緒がいい、別れたくなんてない。これも人々が流してきた想い、光でも闇でもなく、普通の心。
解け合ってゆく光と闇。こうして闇は赦され、ウリンと世界は元に戻ったのだった。


解決したところで、空と海は本来掟により触れ合ってはならないからもうお別れだそうです。
巫女の血を継がない者はセドナに関わった記憶が消えてしまうらしい。
マリン達と夏音はもう出会うこともありません。夏音に別れを告げる海の住人達。
ウリンは感謝の言葉を告げ、マリンは涙を流しながら抱き合い、愛してると伝える。
そして、立ち去るマリンを追いかけ、好きだよ、愛してる、と泣きながら叫ぶ夏音だった。


新学期。小島に海洋学の大学を目指すことにしたと伝える夏音
そして小島に、夏音は恥ずかしいからこっちを見ずに少し離れて歩くように言う。
呆れる小島。
「好きって言うのに…恥ずかしいから」
赤面小島。
見ていたクラスメイト。大島宣戦布告。


夏ももう終わってしまった。でもこの夏のことは忘れない。
ずっと、あいしてる

END

感想

いやあ、まさかこんな展開になるなんて。
最初は魔法少女モノやってたと思ったのに、ほんと日食から一変。
扱いが悪い伏線から素直にウリンを敵側に回さず、一度マリンにボロクソ言わせて一気に叩き落すとかもうウリンかわいそすぎるだろ^^
しかしあのあたりからラストはウリンとマリンたちの戦いになることは容易に想像できたし、
一度負けた後謎パワーで復活、最後は誰も死なないってのも魔法少女モノの大王道なわけで、
展開の強引さもあり少々面白みに欠けたかな。
最終的に夏音とマリンは別離ENDなのもなあ。
そして小島とはラブラブENDとかなあ。
ラストのウリンのデレなんかもあったけどやっぱり物足りない。
市川の存在意義も結局よくわからなかったし。
っていうか亀がいらないなあ。
結局の所、何度も見返したり人に勧めたりしたくなるような作品にはならなかったなあ。


最終評価:B-→A-(2)→B(6)→C+(12完)
最後まで見たけど切る要素もなかっただけって感じかな。